茨城のおすすめ米卸売業者(米農家)をランキング形式で紹介!

この記事では茨城のおすすめ米卸売業者(米農家)をランキング形式で紹介します。

茨城県は鬼怒川や利根川、久慈川、那珂川、渡良瀬川など水源に恵まれていることに加え、気候も良いため、関東随一の米の産地として知られています。

とはいえ、茨城県産米ならすべて同じというわけではありません。それぞれの生産者が工夫を凝らしおいしさを競い合っているため、どの米卸売業者(米農家)から購入するか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで今回は、各生産者の特色やこだわりを紹介しながら、当サイトとしておすすめしたい米農家や卸売業者を解説します。

ぜひ、最後まで読んで購入時の参考にしてください。

茨城県産米は、どの農家が作ったものも優れた品質ですが、ランキングである以上は何らかの基準を持って順位を決めなければなりません。

今回はランキング形式で、茨城のおすすめ米卸売業者(米農家)を5社紹介しています。
ランク付けにあたっては、「実績・品質」「料金」の2点を基準としました。

  1. 評価基準①「実績・品質」
  2. 評価基準②「料金」

実績や品質は、おいしいだけでなく安全性への配慮や製法へのこだわりを含んでいます。また、どれほど品質が良くても価格が高すぎるとなかなか手が出せません。毎日食べるお米だからこそ、高品質でお手頃な料金であることを重要視してランキングを作成しました。

では、ここから茨城のおすすめ米卸売業者を紹介していきます。

茨城のおすすめ米卸売業者(米農家)ランキング

ランキング1位:小久保農園

製法へのこだわり、おいしさの追求など、常にチャレンジする米農家

茨城のおすすめ米卸売業者ランキング1位として紹介するのは、古川市に位置する小久保農園です。

小久保農園は、「低農薬農法」や「循環型農業」に強いこだわりを持っています。薬剤使用は田植えの時の除草一回のみ、それ以外は有機肥料のみを使っている点で安心感の高さを前面に出しています。また、小久保農園は「現状維持」ではなく、常に「農業の可能性」を切り開くことに挑み続けています。

循環型農業とは、科学的な肥料や農薬に依存せず、堆肥などをつかったオーガニックな考えに基づくものです。農薬を使えば、病害虫の被害が防ぎやすくなり、農作物の成長を促進できるので、短期的には便利に見えます。しかし、科学的な物質が人体に蓄積して害になる恐れがあることや、長く使用するうちに農地の有機質が減るので結果的に土地が痩せてしまうことなどから、安易に使用すると消費者にも生産者にもマイナスになります。

小久保農園はその点を踏まえて、「手間をかけてでもおいしく安全なものを届けたい」という気持ちで毎日の作業に励んでいるのだそうです。

小久保農園が扱っているお米は、コシヒカリとミルキークイーン、特別栽培米です。コシヒカリは「お米の王様」と言われており、ふっくら感ともちもち感のバランスが良く、うまみと見た目の美しさでも優れています。味が濃いおかずにも負けないおいしさがある一方、漬物などでさっぱり食べるにも向いています。

ミルキークイーンはふっくらもちもちした触感が魅力で、冷めてもおいしいのでお弁当を作ることが多い家庭におすすめです。さらに、農薬の使用回数や化学肥料の使用量を制限した特別栽培米は、安心・安全を求める人に向いています。

総合点数
実績・品質
料金

イチオシポイント

小久保農園のおすすめポイントは上記の内容だけではありません。お米というと新米が高い価値を持つと考える方が多いですが、小久保農園は収穫したお米を低温貯冷蔵保管しているので、いつ購入しても新米と変わらない味を楽しむことができます。

また、通販で買う人だけでなく、顔が見える地元の人にも積極販売している点でも好感が持てます。製造方法や味へのこだわりを身近で知っている人が安心して購入する小久保農園のおいしいお米を、この機会にぜひ味わってみてください。

また、小久保農園はお米だけでなく、国産小麦100%の小麦粉や、上質なそば粉も扱っています。お米と一緒に買うと送料的にもお得になることが多いので、一度試してみてはいかがでしょうか。

会社名 株式会社 小久保農園
所在地 〒306-0201 茨城県古河市上大野1537-11
お問い合わせ TEL:0280-23-2877
携帯:080-1035-4950
お問い合わせフォーム:https://www.kokubonouen.jp/contents/category/contact/
営業時間

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ランキング2位:荒木米店

150年を超えて米穀を扱ってきた確かな実績を持つ老舗、荒木米店

ランキング第2位に入ったのは、茨城県坂東市にある荒木米店です。荒木米店はなんと明治以前の1866年(慶応2年)創業で、150年を超える歴史を持っています。会社として設立されたのも1964年(昭和39年)なのですでに半世紀を超えています。

お米の卸売りに力を入れている会社ですが、歴史が長いだけに営業品目が多いのもこの会社の特徴です。具体的には麦や小麦粉、きな粉や上新粉、あか粉やそば粉、ごまや食用油などの口に入るもののほか、ペット飼料や畜産飼料、浄水器や空気清浄機、タオルやマット、清掃用品の販売やハウスクリーニング業なども提供しています。さらに、ビルの総合メンテナンスなども展開する幅広さも魅力です。

取り扱っているお米は茨城県産コシヒカリだけでなく、もち米である山形県産ヒメノモチや茨城県産あきたこまち、新潟県産コシヒカリや丹誠米、山形県産つや姫や農家直送米などがあります。お米は白米の状態だけでなく玄米で販売もしているので、たくさん買って少しずつ精米しながらおいしく食べたい人にも向いています。

精米工場の敷地が120坪と大きく、供給量が安定しているのもこの会社の特色と言えるでしょう。

総合点数
実績・品質
料金

茨城の米卸売業者:荒木米店の口コミ・評判

地元で長くやっている卸店なので、ずっと荒木米店から米を買っています。種類が豊富で価格帯も色々あるし新商品も紹介してくれるので、いろいろなお米を試しやすくてとてもありがたいです。(50代・女性)

会社名 株式会社 アラキ
所在地 〒306-0631 茨城県坂東市岩井4463
お問い合わせ TEL:0297-35-0038
お問い合わせフォーム:https://arakikometen.com/contact
営業時間 8:30~19:00(日曜定休)

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ランキング3位:田島屋

品質管理のための設備投資が豊富で、小売店や業務店に強い田島屋

今回のランキングで3位として紹介するのは、土浦市に位置している田島屋です。
田島屋は創業が1855年(安政2年)なので、2021年現在で165年を超えています。

小売店向けの取扱品目はコシヒカリだけでも多数あり、例えば茨城県産のコシヒカリ特別栽培米や筑波北条米コシヒカリ、新潟魚沼産コシヒカリや千葉県産コシヒカリ、特別栽培米茨城県三浦村コシヒカリなど非常に豊富です。ほかの品種では秋田県産あきたこまち、茨城県産ミルキークイーン、宮城県産ひとめぼれなどもあります。

業務店向けの分野では産地にこだわったり、ブレンドしたりもできるなどフレキシブルな特色も持っています。

また、田島屋は関東でも有数の規模の精米ラインを持っているうえに、玄米の品質を守るために温度湿度を微細に管理しているそうです。さらに、近赤外線分析計による味のチェックシステムを利用していますし、お米のおいしさにこだわりを持つエキスパート社員が、実際に炊飯試験を行って味を追求していることもアピールポイントです。

このように設備投資と社員教育を重ねながら、長期に渡って田島屋としての品質を守っているのですね。

総合点数
実績・品質
料金

茨城の米卸売業者:田島屋の口コミ・評判

小売業者ですが、長く田島屋さんから仕入れをしています。供給が安定していますし、品質管理がシステマティックなので信頼感の高さが魅力です。ブレンド米などを相談できる点でもありがたいですね。(40代・男性)

会社名 株式会社田島屋
所在地 【本社】〒300-0811 茨城県土浦市上高津717番地
【東京営業所】〒135-0016 東京都江東区東陽5-3-6 
お問い合わせ 【本社】TEL:029-822-0002
【東京営業所】TEL:03-5677-5111
営業時間 【本社】8:00~17:00(日曜定休)
【東京営業所】8:00~17:00(日曜・祝日定休)

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ランキング4位:石崎商店

生産者の顔や名前が見える売り方に好感が持てる、茨城町の石崎商店

第4位にランクインしたのは石崎商店です。石崎商店は茨城群茨城町に位置しており、1972年の創業から約半世紀もの実績を持っています。

取り扱うお米の安全・安心へのこだわりが強く、測定器を使って品質や成分などの確認をていねいに行っていること、生産者の顔を出して信頼性を約束していることなどを徹底しています。また、当サイトとしてはそれぞれの農家の安全や味への取り組みをホームページで詳しく書いている点にも好感を持ちました。

取り扱っているお米は、茨城こしひかり 香(かおり)、茨城県産ふくまる、茨城県産や常陸太田産のこしひかりなどがあります。また、長谷川さんが作ったお米や市毛さん夫婦のミルキークイーンなど生産者の名前を商品名にしているお米を扱っている点でも安心感を大切にする姿勢が見えています。

商品によってサイズ指定ができるものが多く、ホームページ上のカートシステムがわかりやすいのも石崎商店の特徴と言ってよいでしょう。

総合点数
実績・品質
料金

茨城の米卸売業者:石崎商店の口コミ・評判

お米は石崎商店さんのホームページから通販で買っています。送料や代引き手数料などが一覧表になっていて、わかりやすいので助かっています。お米の種類もいろいろあるので味を想像しながら選ぶのも楽しいです。(40代・男性)

会社名 株式会社 石崎商店
所在地 〒311-3142 茨城県東茨城郡茨城町鳥羽田1675-19
お問い合わせ TEL:029-292-4787
お問合せフォーム:http://ishizaki-s.jp/contact/
営業時間 8:00~17:00(日曜定休)

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ランキング5位:小松崎商事

茨城県産米に特化、柔軟な対応ができる事業者専用の米卸売業者

当サイトがランキング5位に選出したのは小松崎商事です。小松崎商事は茨城県産米のみを取り扱うこだわりを持っています。

また、近年の風潮である「利益追求のために在庫をできるだけ置かない」という考え方に逆行して、膨大な在庫を持つことを方針としています。これは各事業者の要求にこたえること、大災害時にも対応できることを重視した結果だそうで、戦略的にはオンリーワンとも言えるものです。

扱っている米は、清流さとかわ米や小田北条米、特選コシヒカリや紫峰筑波米、あきたこまちやひとめぼれ、ふくまるなど非常に多様です。

歴史が90年を超えていることもあり、生産者との交流も数代にわたっていること、営農指導を積極的に行っていることなども信頼性の裏付けとなっています。また、自社の配送システムを確立している点や、お米のサイズを選別するグレーダーという設備を導入していることなど、事業者の要求に応えられる体制を常に整えていることも当サイトが注目したポイントです。

総合点数
実績・品質
料金

茨城の米卸売業者:小松崎商事の口コミ・評判

小松崎商事さんは事業者向けに徹している会社なので、管理体制や在庫の持ち方、供給システムなどが強く、安心して購入ができます。料金的にも都度相談しながら、ブレンドの提案もしてもらえて助かります。(30代・男性)

会社名 小松崎商事株式会社
所在地 〒311-3151 茨城県東茨城郡茨城町木部1148
お問い合わせ TEL:029-292-0343  
お問い合わせフォーム:https://beihan.kome-kome.info/contact-form/
営業時間

公式ページ

小久保農園の評判まとめ


ここではランキング1位として紹介した小久保農園のお米を、実際に購入した人から寄せられた口コミを確認して評判を見ていきましょう。

小久保農園に対する評価で最も多いのは、低農薬農法や循環型農業に対する安心感の高さです。やはりお米は主食として毎日食べるものだからこそ、安全を優先したいと思っている人が多いのですね。

また、日本人はお米の味に非常に敏感ですから、何よりもおいしさを基準として選んでいるという人も多数見られました。さらに、価格面でも続けて購入しやすいリーズナブルな料金設定が魅力となっているようです。

それではここからは、具体的な口コミをいくつか紹介していきましょう。

茨城の米卸売業者:小久保農園の口コミ・評判

お米はいつも小久保農園さんから購入しています。お米は毎日食べるので、安心感があるものしか買いたくありません。そば粉も一緒に買ってガレット作りも楽しんでいます。香りが良いので調理が楽しいです。(50代・女性)

いくつかの米農家さんを利用しましたが、最終的に小久保農園に落ち着きました。冷めてもおいしいと聞いてミルキークイーンを買ってみたら確かにおいしかったので、コシヒカリと両方買って使い分けています。(40代・女性)

循環型農業に興味があって調べていたら小久保農園さんの情報に行きついたのでお米を購入するようになりました。製造方法にこだわっていておいしいし、料金も安いので安心して毎日使うことができています。(50代・男性)

小久保農園公式サイト

茨城で米卸売業者を探す際の業者選びのポイント


ここでは茨城の米農家を選ぶ際のポイントをまとめていきましょう。

農家を特定して買えば、その農家の工夫や配慮、安全への取り組みを確認しながら、その結果であるおいしさを味わうことができます。

一方、品種や産地レベルのみを保証しているお米は、いろいろな農家の米を一つのものとして扱っているので個々の農家の味や工夫は見えません。

それ自体が悪いということではないですが、農家から直接購入するのは、生産者の努力に賛同を表すようなものです。

高い評価を受けた米農家はさらに頑張っておいしいお米を作ることができますから、直接購入することは農家の励みになるだけでなく、消費者にもメリットがあるわけです。卸売業者から買う場合も、ぜひ生産者の顔が見えるお米を買ってみてください。

お米を選ぶポイントは、ほとんどの場合、味、安全性、料金の3つでしょう。漠然と品種や産地だけで買うより、生産者に着目すれば自然とその農家の工夫が見えるようになります。

つまり、まず生産者に着目することこそが、結果的においしく安全なお米を買うコツになると言ってもよいでしょう。

茨城で米卸売業者を探す際のよくある質問

Q1.新潟とか秋田の方が有名だけど、茨城のお米っておいしいの?

A.お米の味に影響を与えるのは品種や栽培方法で、地域性だけで決まるわけではありません!

確かに新潟や秋田は米どころとして有名で、おいしいお米を作っている生産者が多いのは間違いないことです。とはいえ、茨城のお米より新潟や秋田のお米が全ておいしいというわけではありません。

ある研究者の報告によれば、お米の味を決める要素には品種、栽培技術、地域環境の3つがあり、最も大きいのは品種と栽培技術で、地域環境の影響は3番目とされています。
そのため、新潟や秋田でなくても、品種を守ったうえでていねいに栽培されたお米はしっかりおいしいのです。

Q2.循環型農業ってなんですか?

A.化学物質に頼らず、環境負荷を少なくする農業です。

農薬や化学肥料は便利ですが、継続使用すると耕地の有機質が欠乏して、次第に土地がやせていきます。また、畜産業をしていると家畜が出す排せつ物が環境負荷になることもあります。

循環型農業は土地や環境を継続利用するという観点で、できるだけ科学的な物質の使用を抑え、家畜の排せつ物などの自然由来のものを肥料にするなどの工夫をしています。

農業は人間が生きる上で欠かせないものですが、その農業が環境に負荷をかけていては人類の未来は明るくなりません。そのため、循環型農業で作られたお米は、環境に優しいお米と言い換えることもできるでしょう。

Q3.茨城県の農業にはどんな特徴がありますか?

A.農業産出額が全国で上位、さまざまな農作物を生産しています。

茨城県は2020年の都道府県別農業産出額で北海道、鹿児島に次いで3位なので、全国的にも農作物の出荷が多い地域です。

茨城県が産出している農作物を分野別で見ると、野菜や果物などの園芸に分類される部分が49%、畜産が28%、米が20%となっています(2019年実績)。ちなみに鶏卵やメロン、れんこんやこまつな、ピーマンやチンゲン菜などは産出額全国1位です。

このように見ると米の生産量はさほどでもないと受け取られそうですが、園芸や畜産は多数の品目がある中で、米は一つの農作物ですから、米の生産が非常に盛んなことが理解できます。

茨城の米卸売業者なら小久保農園がおすすめ!


今回は茨城のおすすめ米卸売業者(米農家)についてまとめました。

お米は毎日食べる人も多く、日本を代表する主食ですから、おいしさと品質を求める人が多いと思います。また、茨城県のお米は生産量が関東で第1位という数値を見ても、非常に多くの人が茨城県産米を好んで食べていることがわかります。

そんな中で5つの米卸売業者や米農家を紹介しましたので、茨城県産米を購入する際の参考になると思います。今回紹介した5社はどこも味と品質、料金の点で優れていますが、特に1社をおすすめするなら、やはり1位で紹介した小久保農園でしょう。

小久保農園のお米は品質、味、安全性が高い上に購入しやすい料金設定がされていますから、ぜひ一度試してみてください。